劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 感想

大ヒット上映中映画 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 を見てきたので感想を書きたいと思います。

ネタバレを含むのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

概要は 炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子の4人は任務受け煉獄杏寿郎(以降 煉獄さん)のいる無限列車へ乗車します。

その列車には十二鬼月の下弦の壱「魘夢(えんむ)」がいました。(十二鬼月とは鬼の組織の上層部)

魘夢の血鬼術により炭治郎たちは眠り幸せな夢を見ます。

夢が血鬼術によるものだと気づいた炭治郎たちは夢から覚め、魘夢と戦います。

勝利したものの、炭治郎は怪我をし動けなくなります。

そこに、上弦の参「狗窩座(あかざ)」が登場し、炭治郎の様子を見に来た煉獄さんと戦います。

白熱した戦いをしますが煉獄さんが亡くなります。

炭治郎たちが悲しみにくれますが、煉獄さんの死を受け入れ強くなることを誓い、本編は終了です。

アニメでも感じたことですが、絵と音楽のクオリティーがものすごく高いです。

特に狗窩座の登場シーンの音楽はものすごくかっこよく圧巻です。

このぐらいクオリティーが高くないとヒットしないことに世間一般の目が肥えていることを痛感しました。

真っ直ぐな人という印象を持たれる煉獄さんと炭治郎ですが、無意識領域で燃えているのが煉獄さんで、晴天で澄んでいるのが炭治郎という対比が二人の真っ直ぐさの微妙な違いが表していていると感じました。

煉獄さんの人間性に惚れる映画だと思います。

印象に残ったシーンいくつかを紹介します。

一つ目は、炭治郎が夢から覚めるために自分の首を切るシーンです。

家族と楽しい時間を過ごしていた炭治郎ですが、家族が亡くなっていることや、自分の仕事が鬼退治であることの現実を受け入れ首を切るのですが、

受け入れたくないという自分の弱さを受け入れる強さ感じ、印象に残っています。

 二つ目は、煉獄さんが「老いることも死ぬことも人間という生き物の美しさだ」というシーンです。

母親を病気で亡くしていたり、そのことにより自暴自棄になった父親を見ている煉獄さんだから言えるセリフだと感じ、印象に残っています。

三つ目は、煉獄さんの夢です。

魘夢は幸せな夢を見せているのに、煉獄さんは父親に柱になったことを否定される夢を見ています。否定されて辛いはずなのに、それを幸せだと昇華できる煉獄さんの強さを感じました。

この映画で強く感じたことは、現実を受け入れる勇気を持つことです。

そして、その状況を否定も肯定もせず受け入れ自分にできることを考え行動すれば道は開けるということです。