京都府警あやかし課の事件簿
天花寺さやかさん著
京都府警あやかし課の事件簿5花舞う祇園と芸舞妓を読了したので感想を書きたいと思います。
まずは京都府警あやかし課の事件簿シリーズについて説明します
舞台は京都府警人外特別警戒隊(通称あやかし課)
主人公は古賀大(こが まさる)
簪を抜くと男性の「まさる」に変身する
大は喫茶ちとせの店員として坂本塔太郎たちと働き京都の平和を守っています
ここからが本題です、ネタバレを含むのでご注意ください。
序
最初から戦闘の描写があり、胸がゾクゾクした
第一話の回想のような印象を受けた
第一話 洛中の桜とお忍びの神使
カンちゃんが健気な神使で良かった
まさる部のメンバーに変動がありだったのが意外だったけど賑やかになってよかった
奉納品の盗むという予告上を出すという愉快犯はものすごく承認欲求が強いなと感じた
第二話 芸術集団・可憐座(かれんざ)と三条高倉の籠城戦略
このシリーズで初めて陰陽師が出てきた
安倍晴明が登場する
このシリーズは弁慶などが登場していて豪華キャスト夢の共演
可憐座という組織が糸姫神社の奉納品を盗む と予告され、大や塔太郎たちが管轄を越えてチームを組み警護にあたる
博物館の凶日に可憐座が窃盗しようとするが、うまく行かず失敗する
可憐座を調査すると京都信奉会の元一員ということが分かった
京都信奉会は塔太郎の実父が教祖の組織
塔太郎が不憫に思える
琴を壊さなかった大はものすごく優しい
第三話 花舞う祇園と芸舞妓~日常編~
芸舞妓がいる家を置家と呼ぶのを初めて知った
10代で自分の目標を持っている人は強いと感じたし羨ましい
大が頼もしくなっていく過程がとても胸にくる
住み込みで働くのはどんな感覚なのか気になる
文通をする感覚を知ってみたい
第四話 花舞う祇園と芸舞妓~事件編~
可憐座や京都信奉会が絡んでいて衝撃
大が考えた計画が採用されていて勝手に誇らしい気持ちなった
お姉さんの想いにより、妹は救われていて感動
プロポーズを断るぐらい熱中できることがあるのが羨ましい
お姉さんに新たな夢が出来てよかった
終章
塔太郎と大の関係が微笑ましい
両想いであることに早く気付いてほしい
このシリーズでは塔太郎の父親の新興宗教が鍵になるので、早く宗教の謎が明かされてほしい
塔太郎が雷使いで龍に変身できることが不思議だったけど、ドラゴンボールの神龍や日本昔ばなしのopに登場する龍もいるから腑に落ちた
総代、塔太郎、大の関係が今後どのように展開していくか気になる